動画広告のレポート、
どこから見ればいいのか

配信が終わると、数字がずらりと並んだレポートが届きます。ただ、「これは良いのか悪いのか」が、すぐには判断しにくいものです。この記事では、どの順番で、何に注目して読めばよいかを整理します。難しい専門用語は使いません。
01最初に、目的へ戻る
数字を読むときに最初にやることは、数字を見ることではなく、「何のために広告を出したのか」を思い出すことです。認知を広げたかったのか、来店を増やしたかったのか、採用につなげたかったのか。目的によって、重視する数字が変わるからです。
目的が決まっていれば、数字は「良い・悪い」ではなく、「目的に近づいたか・まだ足りないか」という目で読めるようになります。
02見ておきたい4つの数字
動画広告のレポートで、まず確認したいのは次の4つです。(見られる項目の名前や範囲は、媒体やプランによって異なります。)
- 再生数(配信の量)。広告がどれくらい流れたか。まず「届いた量」を確認します。
- 視聴完了率。最後まで見られた割合。動画の内容と長さが、見る人に合っていたかの目安になります。低いときは、冒頭の数秒に手を入れる余地があります。
- クリック数・クリック率。広告からホームページやSNSに移動した数。興味を持った人が、次の行動へ動いた度合いです。
- エリア別の配信状況。狙った地域に、想定どおり流れたか。地域を絞った配信では、必ず確認します。
03数字だけでは分からないこと
広告のレポートは、広告の中での出来事しか教えてくれません。来店や問い合わせ、応募がどれくらい増えたかは、レポートの外で見る必要があります。
また、「広告を見て来た」のかどうかは、数字では分かりません。そこで、来店や問い合わせの際に「何で知りましたか」と一言たずねる習慣をつくると、広告の効き目が見えやすくなります。特別な仕組みは要りません。受付やフォームに、一行の質問を足すだけです。
広告の数字は、目的に近づいているかを確かめるための道具です。数字そのものを良くすることが、目的ではありません。
04見たあとの、改善の打ち手
数字を読んだら、次にどこを直すかを決めます。よく使う打ち手は、次のようなものです。
- 動画の冒頭を見直す。視聴完了率が低いときは、最初の数秒で何を見せるかを変えます。
- 配信の設計を調整する。配信量や、表示されやすい時間帯を、目的に合わせて見直します。
- 行き先のページを整える。クリックが多いのに問い合わせにつながらないときは、広告ではなく、行き先のページに原因があることがあります。
いちどに全部を変えず、ひとつずつ変えて比べるのが、原因をつかむコツです。
05レポートを社内で使う
広告は、担当者だけで完結せず、上司や経営者に報告する場面が必ずあります。レポートが、そのまま社内報告の資料として使える形になっていると、担当者の負担が大きく減ります。
私たちは、数字を並べるだけでなく、何が分かり、次に何をするかまでをセットでお渡ししています。数字の読み方に不安があっても、そこから一緒に考えます。